原木椎茸について
原木椎茸は、ながい年月と手間暇をかけて収穫の日を迎えます。
山々で立派に育った木々(原木)の切り出しから、菌の植え込み、菌糸の生育、榾場の手入れまで、季節の移ろいのもとで、丹精を込めて良質な椎茸の栽培を行っています。
一方、いわゆる菌床椎茸は、おがくずで成型したブロックに菌を打ち込み、工場の中で、徹底した、温度・湿度・光量の管理の下で、栽培がなされています。こちらは、常に一定の条件下で、効率よく椎茸の育成ができるため、収量やペースも安定しています。
原木椎茸が、秋から春先にかけて、個体差も様々で、生育していくことを考えると、自然の中での椎茸づくりが、いかに大変で先の読めない生産環境かお分かりいただけるかと思います。